2025 年 8 月 27 日をもちまして、k本的に無料ソフト・フリーソフトは 20 周年を迎えることになります。
そこで本日は、少し早いですが この 20 年間で特に気に入ったフリーソフト・オープンソースソフト を 22 個紹介しようと思います。
- ユーティリティ
- Orchis
- Textify
- Everything
- ウィンドウ位置記憶プログラム
- HashMyFiles
- 文書、文字入力
- HeTeMuLu Creator
- ImeCaretColor
- Devas
- システム
- SpeedyFox
- Geek Uninstaller
- ブラウザ拡張機能
- PhotoShow
- Simple Translate
- Video Loop Extension / LoopControl
- フィード、RSS
- Fluent Reader
- 音楽
- Voicemeeter Banana
- foobar2000
- FxSound
- 動画
- Media Player Classic – Homecinema(MPC-HC)
- 画像
- Just Color Picker
- 藤 -Resizer-
- セキュリティ
- KeePassXC
- Secure Folders
- 終わりに
ユーティリティ
よく使うファイルやフォルダを、メニュー形式のランチャーから素早く開けるようにしてくれます。
ランチャーの呼び出し方法が豊富なところがポイントで、
- マウスカーソルを、画面端に移動
- キー連打(Ctrl / Shift / Alt)
- 小窓(フローティングアイコン)をクリック
- ショートカットキー押し
などの中から選ぶことができます。
普段、よく使うファイルやフォルダが多いという人におすすめです。
エラーダイアログ等に表示されているメッセージを、
- “ 修飾キー( Shift / Ctrl / Alt )+ マウスボタン ”
でコピーできるようにしてくれます。
右クリックメニューやツールチップ内のテキスト等、これ系のソフトでもコピーできない場所のテキストをコピーできるところが大きな特徴。
また、コピーできない場所のテキストを編集可能な状態にしてくれたりもします。
名前に特定の文字列を含むファイルやフォルダを、一瞬で検索できるようにしてくれます。
インデックスが自動更新であるところと、インターフェースがとにかくシンプルなところが気に入りました。
「あのファイル、どこにあったかなぁ…」という時でも速攻で見つけてくれます。
検索結果のファイルは、他のアプリにドラッグ&ドロップすることも可能です。
(逆に、他のアプリから検索結果のアイテムにドラッグ&ドロップすることもできる)
「このアプリはいつもこの大きさで、いつもこの場所に表示させておきたい」というニーズに応えてくれます。
マルチモニター環境にも対応しています。
ドラッグ&ドロップで放り込んだファイルのハッシュ値(MD5 / SHA1 / CRC32 / SHA256 / SHA384 / SHA512)を、自動で算出してくれます。
同一のハッシュ値を持つファイルをハイライトしてくれるので、ファイルの同一性を確認しやすいです。
文書、文字入力
k本的に無料ソフト・フリーソフトは、HeTeMuLu Creator で出来ていると言っても過言ではありません。
特に気に入っている機能は下記三つ。
- よく使うファイルやフォルダへのショートカットを登録できる “ ブックマーク ”
- 自作のタグを、ショートカットキー等で一発入力できるようにする “ 登録タグ ”
- 編集中のファイルを、任意のブラウザでプレビュー表示できるようにする “ ブラウザでプレビュー ”
HTML エディタとしてだけではなく、メモ帳や ToDo ツール、ブレーンストーミングツールなどとしても愛用しています。
(TXT ファイルに書きなぐっているだけ)
「(今、IME どっちだっけ…)」と考えることがなくなります。
キャレットの色や太さは、自由にカスタマイズすることができます。
指定したフォルダ以下にあるファイルの中から、特定の文字列を含むファイルをリストアップ&必要であれば検索文字列を別の文字列に一括置換してくれます。
個人的には、検索条件入力画面と検索結果画面が分かれているのが使いやすいと感じました。
(コンパクトで “ 圧 ” が少ないというか)
複数行のテキストを検索 / 置換したり、検索文字列 / 置換文字列 を正規表現で指定したりすることも可能です。
クリップボード内のテキストを「検索文字」欄に自動で貼り付ける機能もあったりして非常に使いやすいです。
システム
(各ソフトのポータブル版にも対応)
Windows 起動時に、高速化が自動で行われるようにすることも可能 です。
こちらのソフトは、macOS 版もあります(Firefox の最適化のみ対応しているようです)。
もっと高機能なソフトもありますが、個人的にはこれくらいシンプルな方が好みです。
インストール済みのアプリをインクリメンタルサーチする機能や、ユニバーサルアプリ(ストアアプリ)をアンインストールする機能も付いています。
ブラウザ拡張機能
拡大表示された画像を回転 / 反転 させたり、新しいタブに表示したりすることも可能です。
X(Twitter)/ YouTube / Amazon / Google 画像検索… 等々、非常に多くのサイトに対応しています。
外国語のテキストを選択した時に翻訳ボタンが表示されるようにし、これをクリックすることで選択中のテキストを翻訳できるようにしてくれます。
カスタマイズ性が高く、ポップアップのサイズや翻訳テキストのサイズ等を自分好みに変更することができます。
Firefox では、「LoopControl」が似たような挙動をします。
フィード・RSS
ウェブサイトから配信されているフィードを読んだり、フィードを一元的に管理できるようにしたりしてくれます。
比較的シンプルなソフトだと思いますが、フィードをジャンルごとにグループ分けしたり、記事を検索したりする機能が付いています。
記事の表示形式は、リストビュー / カードビュー / 雑誌ビュー / コンパクトビュー の中から選べるようになっています。
(個人的には、すっきりとした雑誌ビューが好きです)
ダークモードにも対応しています。
Windows 版のほかに、macOS 版、Linux 版があります。
音楽
パソコン上で鳴っている音を複数の音声デバイスに送ったり※1、複数の入力音声を一つの録音ソフトに送ったりすることができます。
※1 Windows 11 には、この機能がいずれ搭載される模様。
かなり多機能なソフトで、イコライザーやパンポット、ミックスダウン… などの機能も付いていたりします。
私は、PC 上で鳴っている音を
- USB スピーカー 1
- USB スピーカー 2
- 外部ディスプレイ
の 3 つに送っているのですが、大してお金がかかってない割に音楽生活の満足度は高いです。
(後述の「FxSound」と組み合わせると尚良い)
好みによって、シンプルなプレイヤーとしても多機能なプレイヤーとしても使うことができます。
昔はメモ帳のごとくシンプルなインターフェースで使っていましたが、最近は「Columns UI」で下記のようなインターフェースにして使っています。
事前に用意されたプリセットを選択するだけで、音に厚みと迫力を持たせることができます。
(プリセットは、映画 / テレビ / 音楽 / ゲーム / ポップス / クラシカル… 等々、20 種類以上あります)
パラメータを自分好みに調整し、新たなプリセットを作成することも可能です。
動画
昔ながらのインターフェースのメディアプレイヤーです。
一時「VLC media player」に乗り換えた時期もありましたが、MPC-HC に区間リピートが搭載されたことを機に戻ってきました。
やはり何といっても軽いのが良いです。
GeForce RTX 30 以降の GPU を使用している場合、「MPC Video Renderer」で動画を高画質化できる場合があります。
画像
- マウスカーソル直下の画面を最大で 15 倍まで拡大表示できるので、色を正確に取得しやすい
- 取得した色の近似色を自動で生成してくれる
- 取得した色の履歴を自動で保存してくれる
- “ 最後に取得した色 ” と “ 前回取得した色 ” を元にグラデーションを自動生成し、二つの色の中間色を生成してくれる
- 選択した色を元にした色相環を生成できる
等々、実用性のある機能を多数備えています。
(しかも、インターフェースがシンプルで使いやすい!)
Windows 版のほかに macOS 版もあります。
リサイズ先のサイズを指定し、あとは画像をドラッグ&ドロップで放り込むだけで使うことができます。
(複数の画像をまとめてドロップすることも可能)
シンプルですが中々多機能で、JPEG / PNG の圧縮率を指定できたり、拡大縮小アルゴリズムとして Lanczos を指定したりすることができます。
また、リサイズと同時にフォーマット変換を行ったり、回転 / 反転、輝度補正、ノイズ除去… などのフィルタ効果をかけたりすることも可能です。
よく使う設定内容を「雛型」として保存し、一発で呼び出せるようにする機能も付いています。
セキュリティ
(KeePass Password Safe の派生版)
ウェブサイトの ID やパスワードを保管できるのはもちろん、任意のメモを保存する機能も付いているので、たとえばウォレットのシードフレーズ、銀行の暗証番号、機密性のある連絡先… 等々、デジタルデータに限らずアナログな情報を保管する目的で使うこともできます。
二段階認証用のワンタイムパスワードを生成する機能も付いています。
クロスプラットフォームに対応しており、Windows 版 / macOS 版 / Linux 版が用意されています。
指定したフォルダを、
- 見えないように隠す
- アクセスできないようにロックする
- 読み取り専用にする
- 中身の実行可能ファイルを実行できないようにする
などの操作でフォルダを保護してくれます。
(保護方法は、フォルダごとに指定することができます)
機能を一時的に無効化することも可能となっています。
終わりに
以上が、この 20 年間で特に気に入ったアプリケーションになります。
最後に全く関係ない話になりますが、2022 年より鉄人・城栄司さんに影響を受けて鉄棒を始めました。
(体操未経験、前回り、逆上がりしかできない状況から始めました)
まだヨタヨタしてますが、20 周年の記念として連続技を披露します。
それでは、今後ともよろしくお願いします!!
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